開発点光 #08 | 身体を「ととのえる」TANDEN PANTSができるまで④

RELIEFWEARが考える「ととのえる」は、身体をあるべき姿へ導くこと。
ととのえるプロダクト第1弾は「TANDEN PANTS」(タンデンパンツ)。
開発ストーリーや製品の特徴を、5回にわたりお届けいたします。

① 身体の理想の状態とは?「上虚下実」 2020.09.01公開
② 自然体とは真逆? 現在の私たちの身体 2020.09.04公開
③ 身体を「ととのえる」TANDEN PANTS 2020.10.09公開
④ TANDEN PANTSの履き方       2020.10.30公開
⑤ TANDEN PANTSの生地と色


④ TANDEN PANTSの履き方

前回までは、TANDEN PANTSの成り立ちや特徴をお伝えしてきましたが、このパンツはとにかく履く位置が大事。

リボンを締める位置がウエスト部分では、このパンツの心地よさを体感できません。
TANDEN PANTSは、腰で履くパンツです。
骨盤部分に合わせて履くことで、お腹を締め付けず、体幹を意識できるような仕組みです。
ルーズな印象だった、いわゆる腰パン(死語?)も、身体にとっては、意外にも理にかなった履き方だったのかもしれません。

履き方と履く位置の設定をあらためて、ご紹介します。

 

1. 骨盤前面の骨の突起と、パンツの左右にある三角のベルトループの位置を合わせます。
 
 
 

2. 骨盤の安定を感じるまで、左右の腰紐を、ぎゅっと引っ張ります。
 
 

3. へそ下三寸(約9cm)に設置した中央の「丹田ループ」に腰紐を通します。
 


 
 
4. 身体の芯となる丹田を意識して、きゅっと前で結びます。
※体型はそれぞれ違うため、腰で履く感覚に慣れてきたら、
ベルトループに通さず、自分の腰に馴染む位置で腰紐を締めることをおすすめします。
よりフィットした心地よさを味わえます。
 
 
 
  
5. 肩の力を抜き、みぞおちをゆるめ、横隔膜を下げるように、丹田から深呼吸。
 お腹から長く緩く息を吐くことで、副交感神経が働き、ゆったりとリラックス。
 
 
   
6. 座る場合は、立った時に締めた紐ではきつく感じますので、
  苦しくなく、かつ骨盤が締まる位置に結び目を調整します。
 
  座る時は丹田を意識し、骨盤を立てると自然な姿勢へ導きます。
 
 
  
7. 裾のフラップを下げると、座った時にパンツの前側にできる足首部分の隙間を抑え、冷気を防ぎます。
 
 
私も毎日履いて、人体実験中です。

すぐに変化は表れませんが、身体をしめつけない衣服と共に、
自然な姿勢や深い呼吸が出来てくると、少しずつ身体への気づきが出てくると思います。
ぜひ続けて、履いてみてください。

 

丹田パンツは、デスクワークや立ち仕事など長時間同じ姿勢を取る、働く女性たちのためのパンツです。骨盤がしっかり締まる心地よさと、お腹を締めつけない解放感を体感できます。 AND MORE