RELIEFWEARのはじまり

「まだまだこれからよ！」と 周りから言われる中、 30代半ばのあたりから、身体的な不調に悩まされることが多くなりました。

当時はデスクワークの仕事で、長時間座っているとパンツやタイツ・ゴム入り靴下がストレスに感じたり。お腹やみぞおちの締めつけが痛かったり、 手足が冷えたり。そんな小さなストレスを放置していたら、35歳にして盲腸で入院（！）

これをきっかけに、慢性的な痛みやこの不調は一体どこから来るものなのか、身体について知りたいと思い始めました。

日本人の身体のこと、日本古来の文化を自分なりに探究してみると、驚きと発見が次から次へと出てきました。

女性の身体をしめつけない心地のよい衣服、自然体で無理のない身体への意識、呼吸の仕方。そして身体技法にあった道具など、日本ならではの自然観に基づく智恵。

そうして行きついたのが、着ているものから見直す「身につける養生」。

衣服は、1日のほとんどの時間、身につけるもの。

思っている以上に、わたしたちの身体に影響を与えている、そう自身の経験から実感しています。

考えてみたら、いまのわたしたちの衣服やライフスタイルは、骨格も身体技法も文化もまるで違う西洋の考え方で作られたもの。

身体の自然に沿った日本の古来の考えや知恵・衣服文化を知り、 改めて身につけるものについて考えてみたい、、、それが、RELIEFWEARを始めたきっかけです。

身体が自然な状態に整えれば、こころも調う。また逆も然り。

身体とこころを知ることについて、まだまだ入り口に立ったばかりのビギナーです。

「身につける養生」というテーマで自分も学びながら、身体とこころを「ととのえ」「ゆるめて」いきたい。

そして、すこやかさと自由さを身につけて、養生しながら楽しく歳を重ねられたらなと思っています。