コレクション: ととのえる

RELIEFWEARが考える「ととのえる」は、
身体をしぜんなあるべき姿へと導くこと。

身体の中心感覚「腰肚」や「丹田」を意識できる衣服へと
身につけるものを変えることで、
内側への変化を促し、ととのえていきたいと考えます。


日本人のしぜんな身体技法
身体のしぜんなあるべき姿「自然体」の要は、
日本では古来から「腰」と「肚」にありました。

仏像に見られるような、上半身は無駄な力が抜けていて、
けれど下半身は、足の指が地面をつかみ、地に足がついて、
腰と肚が大地に繋がっているような、どっしりと安定感のある状態。

腰と肚がしっかりと決まっている「中心感覚」がととのっていれば、
背骨や頭の位置が正しく据えられ、
背筋がすっと伸び、しぜんな身体をつくることができます。

また古来の書物には、へそ下3寸の位置にあるといわれる「臍下丹田」を自覚すると、
生命力が盛んになり、身体や精神面が強くなると言われています。

この中心感覚は、着物を身につけ、腰と肚に「帯」を締めることで、
しぜんと意識が向くような文化が、日本には備わっていました。

これが明治以降、日本人が脈々と着続けてきた
着物や野良着などは洋装へと変わり、
中心感覚や和装の文化が失われ、
しぜんな身体を保てなくなってしまったと考えます。

不自然な身体は曲がりやゆがみをつくり、
痛みや巡りの悪さ、呼吸の浅さなどを生み、
身体の不調へとつながっていると考えています。


締めつけていい部分、いけない部分


本来、人間の胴体には、構造的にしめつけて良い「強い」部分と
しめつけてはいけない「弱い」部分があります。

元来の腰肚文化で要としている腰部分にある「腸骨」は人体の中で大きく強靭な骨です。

この腸骨より下は「強い部分」で、締めてもいい場所ですが、
腸骨より上の部分は「弱い部分」なので、本来しめつけてはいけない場所。
現在のボトムスの主流は、この腸骨より上の「弱い部分」を締めつける
ウエスト位置になっています。
ベルトなどでさらにしめつけることで、長時間のデスクワークなどでは、
腹部をしめつけ、圧迫し、苦しさや下半身の血流の悪さ、
むくみや冷えなどにつながっていると考えます。

日本古来の服装を見てみると、着物の腰紐、袴、野良着、道着、前掛けなど
腰紐を腸骨下の「臍下丹田」と呼ばれる身体の中心部分を結び締めることで
中心感覚を養い、体幹と姿勢を保持したり、
力仕事でも腰を保護する役目を担っていました。

このことから、RELIEFWEARでは、
古来から労働着や下着として親しまれてきた野良着などに着目し、
現在の間違った腰部分のしめつけ位置を変え、
中心感覚を意識し、しぜんな身体にそうことで
身体がととのう衣服を提案したいと思います。
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