新しい年を迎えて 

あけましておめでとうございます。

明日1月5日は二十四節気の「小寒」。
寒の入りとなり、寒さがこれからますます厳しくなる時期です。

小寒、立春、春分、夏至・・・
日本には昔ながらの暦「二十四節気七十二侯」があります。

私がこの暦のことを知ったのは、12年前。
『日本の七十二侯を楽しむー旧暦のある暮らしー』の著者である詩人の白井明大さんの
「歌こころカレンダー」の制作に携わったことがきっかけでした。


この暦のカレンダーは、旧暦のはじまり2月4日の「立春」からスタートします。
節気と時侯と日付それに白井さんの詩が添えられています。
めくっていくと、1年を七十二侯に分け、こまやかに季節の移ろいを感じ、
田植えなど農事にも役立てながら、自然とともに生活していた日本人の生活の豊かさが感じられました。

最近しみじみ思うのは、自然とともに私たちの身体も、季節によってこまやかに変化しているということ。
そのささやかな変化を感じ、草花を育てていくように自分の身体にも向き合ったら、
自然とともに調和していくのではないかということ。

今年は、暦・季節と身体の関係性について、より深く学びながら、
みなさんにも季節にあった養生法をお届けしたいと思います。

日々を忙しくしていると、ついつい身体やこころをなおざりにしてしまいがち。
ですが、自分の身体とこころにも気を配り、日々養生していくことが、毎日すこやかに楽しくいられる術だと感じています。

本年もどうぞよろしくお願い致します。