TANDEN PANTS®︎ とは

骨盤で穿く

TANDEN PANTS®︎

TANDEN PANTS®︎ | タンデンパンツは日本の伝統的な服飾文化にならい、骨盤の位置で安定させる仕様を取り入れました。

骨盤で穿くことで感じられるのは、背筋がすっと伸びるような、身体の中心を意識できる安定感。そしてウエストを締め付けないので腹部への負担も少ない。

デスクワークや立ち仕事など、長時間同じ姿勢を取る働くひとたちにおすすめのパンツです。

リボンが印象的なHARE
ベルト式のHIBI

の2型を様々な素材で展開。

自身の経験をもとに

きっかけは虫垂炎?

慢性的に続く腹痛を放置していたら、虫垂炎に。

入院と手術後も続く腹部の痛みや傷跡で、着るものに困った経験を元に、身体視点から衣服を見直しはじめました。

ウエストは弱い場所?

自分なりに身体や衣服について調べはじめてわかったのは、骨がないウエスト部分は、実は人体の中でも弱い場所。

ウエストの圧迫は、内臓などにも影響すると言われています。

逆に骨盤部分は人体の中でもっとも大きな骨-腸骨があり、強靱な場所。

身体には弱い部分と強い部分、締めていい部分と締め付けてはいけない部分があることを知りました。

参考文献:『たたずまいの美学 -日本人の身体技法- 』
矢田部英正 著 中央公論新社刊

昔の日本人の多くは、骨盤で締めていたんだ

関心を持ったのは、かつて日本で着られていた衣服。

それらを紐解くと、着物や袴、野良着など、どれも腰紐を骨盤の位置で締める仕様でした。

強い骨盤部分で締めることで、身体を安定させたり、腰を守ったり。身体の理にかなった様式は、先人の知恵が詰まっていたのです。

図版:『百年前の日本』
セイラム・ピーボディー博物館蔵 / モースコレクション写真編
構成・小西四郎+岡秀行 小学館刊

目指すは「上虚下実」

これは、140年前の日本人の車夫の姿。骨盤でキュッと腰紐を結んだ、なんとも快活な佇まい。

東洋では「上虚下実(じょうきょかじつ)」が身体の理想の状態とされています。上半身は無駄な力が抜け、下半身はどっしりと充実している状態のこと。

車夫の姿は、上半身はリラックスし、下半身が力強く安定感があり、まさに「上虚下実」。

それに比べ、今の私たちは、スマートフォンの操作やデスクワーク等で、上半身が常に緊張しガチガチの状態。下半身は動かすことが少なくなり、これとは真逆に近い状態…

理想としたのはこの「上虚下実」であることでした。

図版:『ボンジュール ジャポン-フランス青年が活写した1882年-』
ウーグクラフト 著・後藤和雄 編 朝日新聞社刊

身体の中心「丹田」

「丹田(たんでん)」とは、へそ下3寸(約9cm)にあるといわれる、身体の中心とされる部分。

昔から武道の世界では大事にされているそうで、それは身体の中心「丹田」を意識することで腰と下腹が安定し、背骨や頭の位置が正しく据えられ、身体を自然な状態へ導くような感覚になるからと言われています。

そういえば先ほどの車夫も、腰紐の結び目が「丹田」の位置に。

過去の知恵や身体の構造を学んだことから、骨盤で締め、「丹田」を意識する古来の衣服にならったTANDEN PANTS®︎ が生まれたのでした。

TANDEN PANTS®︎の特徴

ウエストは締めず、骨盤で穿く。

身体の理にかなった袴や野良着などの日本の衣服にならいました。TANDEN PANTS®︎は、腰紐を骨盤部分で締め、丹田の位置で結ぶ仕様です。

構造上弱く圧迫しない方が良いとされるウエストや鼠蹊部は締めつけません。

丹田を意識すること

パンツ中央に設けたのは「丹田ループ」。

「丹田」を意識すると、姿勢や身体を自然な状態へ導く手助けとなり、呼吸も深く意識できるように。

骨盤の両脇突起部分にベルトループを合わせると、中央のループが「丹田」の位置の目安になるようデザインしています。

様々な体型にフィット

HAREは背面の蛇腹機構で、HIBIはボタンホールのついたゴムで、どちらもサイズ調節可能なフリーサイズ。
普段SからLサイズ着用の方に対応しています。

2型のTANDEN PANTS®︎

日本の祭り着に学んだ

HARE


腰紐のリボンが華やかな日常の中の「ハレ」をイメージしたデザイン。
結ぶたび、気持ちもリフレッシュ。

心地よいデイリーワークウェア

HIBI

骨盤を楽にしっかり締めやすい。
日々の生活に取り入れやすいベルトタイプ。