あのひとと 養生問答 #02 | 見城ダビデさん niente

あのひとと 養生問答 #02 | 見城ダビデさん niente

“進むならジグザグで”

David’s Anser  “混ざらないものが混ざる”

回り道に思えるキャリアこそが面白いというダビデさん。

かつては建築家になるべく、何歳で資格を取り、いつ独立するかまで決めてその一本の道を思い描いていました。

でも、その考えが変わったのは高校卒業後に訪れたイタリア。そこで出会った大人たちは良い意味でむちゃくちゃで、子どものように自由に生活していたそう。

そんな大人たちとの出会いが、「こうじゃなきゃいけないってことはないな」とこれまで決めていたキャリアを少し距離を置いて見ることができるようになったそうです。

その後はメッセンジャー、バッグ職人、自転車メーカー勤務、そして現在は自転車店の経営と、その時々の縁に導かれるようにキャリアを重ねてきました。

一見バラバラに見える経験が予期せぬ形で混ざり合い、誰も真似のできない自分だけの価値が生まれる。そのジグザグな道のりを楽しむスタンスをダビデさんからは感じました。

RELIEFWEARが気づいたこと

私たちはいつの間にか、「こうあるべき」という自分が作った自分像に縛られてしまいがち。

でもダビデさんのお話を聞くと寄り道も決して無駄ではないなと思えます。

生き方や価値観を大きく変えるのは難しいし、不安になるかもしれません。

でも、例えば趣味の異なる人と会ってみたり、知らない国の料理を食べてみたり…そんな生活のちょっとしたことから始めるのがいいのかも、と思いました。

 

話してくれた人 | 見城ダビデさん niente

見城ダビデさん

1984年 / 静岡生まれ。建築家を志していたが、19歳の秋の渡伊をきっかけに歯車が狂い始め、メッセンジャー、バッグメーカー、自転車メーカー(tokyobike)勤務を経て、2019年に株式会社ニエンテを創立。世田谷区豪徳寺で“価値の再構築”にまつわる活動をする傍ら、自転車・服・雑貨を扱う店舗を営んでいる。

Instagram @niente.co.jp

「あのひとと 養生問答」とは?

RELIEFWEARの気になるひとに雑談まじりのインタビューから見えるその人の養生を知る不定期連載です。ときには脱線することがあるかも…ですが、ゆるーく楽しんでください。
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