ヨージョービギナーズガイド #12 Flowth 塚田祐美さん編 Vol.2

「養生ビギナーズガイド」は、身体やこころの養生となるモノ・コト・トキなどをレビューしシェアする連載。
読んでよかった書籍、使ってよかったモノ、心地よさにつながる時間etc…

今回は、京都でシェービニストを中心に活動されているFlowthの塚田祐美さんにお聞きし、4回に渡りお届けしています。
養生ビギナーの私とともに、“あなたの養生”のヒントになれば嬉しいです!

 

Flowth 塚田 祐美さん Vol.2
<ヨム養生>
絵本「おめでとう」

この絵本との出会いは、本が好きな息子に何でもない日に何かプレゼントしたいと、家族で本屋へ探しに行った時のこと。
京都一乗寺にある恵文社さんに、よく足を運びます。

今回お気に入りの一冊に選んだ『おめでとう』は、息子も私達夫婦もすぐにこれにしようと感覚的に選んだ本。
内容は、シンプルな『 おめでとう 』という言葉。
それに様々な国の子どもたちがお辞儀をしたり、手を繋いでいる姿が、温かな絵で描かれています。

我が家では息子が新生児の頃から今も、寝床に着いてから眠くなるまで、本を読む習慣があります。
買ったその日の夜に早速絵本を読んでみると、自然に私は涙ぐんでいました。
産後の繊細さも相まったのかもしれません...

最後にあった著書の茂田井さんによる覚え書にもグッときます。
" 自分一人が幸福になることを念(おも)ったり、
自分の家のものが幸福になるのを念ったり、
自分の国が幸福になるのを念ったりするような、
たとえばそんな小さな念いではなく、
全世界、全宇宙、さらにもっともっときりのないものの幸福をこそ念いたい。"


この絵本は、本棚を何度整理しても、変わらずに家族のお気に入りの一冊です。友人へのプレゼントにもよく選んでいます。
ふとした時、悩んでいたり落ち込んでいる時、絵本を出して、覚え書の部分を読みます。
私にとってもフラットな状態になれる、心の養生ツールとなっています。

この本に出逢い、なんでもないような当たり前の日・瞬間にも、 我が家ではお互いに声かけをするようになりました。
『 おめでとう 』 そして『 ありがとう 』。
こんなシンプルな言葉に、祝福や愛が詰まっている。
言葉で家族が変化したのですから、茂田井さんが仰るように 更に念いをこめ、祝いあえたら、きっと良い世界に繋がる気がします。

『 おめでとう !!! 』

「おめでとう」著者: 茂田井 武(絵)/ 広松 由希子(文)講談社 刊

 

今回おしえてくれた人
Flowth 塚田 祐美さん

京都在住。1児の母。
流れ・植物・呼吸を軸にFlowthを主宰。
シェービニストをベースにオリジナルプロダクトの企画販売。
企業との共同企画やメニュー考案、台湾茶を淹れること等を軸に自由に越境して活動中。

本来の素肌の強さや美しさを知り、心身も肌も心地の良い状態であることへ繋がったり、日常を過ごすなかでホッとついたり。
その時間や場が在る事で少しでも、まんまるな状態になるきっかけになれたらと、2022年8月に京都・吉田神社すぐの地にサロンをオープン。
ブライダルシェービング・シェービング・アロマトリートメントの施術、オリジナルアイテムの販売、ワークショップの開催を予定している。

https://www.instagram.com/flowth_kyoto/
instagram @flowth_kyoto 

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