ヨージョービギナーズガイド #22 SAVON de SIESTA 附柴彩子さん編 Vol.2
「養生ビギナーズガイド」は、身体やこころの養生となるモノ・コト・トキなどをレビューしシェアする連載。
読んでよかった書籍、使ってよかったモノ、心地よさにつながる時間etc…
今回は、スキンケアブランド SAVON de SIESTA の附柴(つけしば)彩子さんに教えていただきました。
養生ビギナーの私とともに、“あなたの養生”のヒントになれば嬉しいです!
SAVON de SIESTA 附柴彩子さん編 Vol.2
<ヨム&タベル養生>『薬膳スープジャー弁当』&スープ弁当生活
仕事の日のお昼ごはん、みなさんはどうされているのでしょうか?
この数年で「お昼ごはん」をきっかけに、暮らし方が大きく変わりました。
それまでの私のお昼を振り返ってみると…。
朝からはじめた仕事が「いい感じ!」にリズムに乗り始めるのが正午ごろ。
おなかがグゥーっと鳴り、身体は「腹ペコだよ」と合図を出してきます。
ですが、「あともうちょっとだけ仕事を進めたい」と気持ちを優先し、そのまま仕事を続行。気づくと14時過ぎに…。
いそいでコンビニに走り、パッと済ませてしまうことが長く続いていました。
でも、これって身体にはよくなくて、段々としんどく感じるように。
気持ち的にも、リセットして午後の仕事も元気にこなしたいと思い、一念発起して、お弁当を作ることにしました。
実は過去に何度もお弁当作りに挫折してきました。
今回は「簡単に作れて美味しいお弁当ってなにかな?」とじっくりと考え、ひらめいたのがスープでした。
試しに数種類の野菜とお肉で作ってみると、びっくりするくらい手軽。
スープジャーによそい、玄米を添えれば完成!!
忙しい朝でも続けられるようになりました。
簡単だからこそ、今日身体が欲している食材や味はなに?
と毎朝、冷蔵庫を開けるたび、身体と向き合えるようになりました。
お弁当があると思うと、おなかが空いたタイミングでお昼を取るようになり、さらにホカホカのスープは身体も温め、疲れも取ってくれます。
冷えで悩んでいた身体の調子も良くなった気がします。
さて、そうなってくると…もっと美味しいスープ弁当が食べたくなる食いしん坊な私。
そんな時に出会ったのが『朝10分で作れる薬膳スープジャー弁当』(植木もも子 著 家の光協会出版) というレシピ本です。
薬膳に興味があったものの、何からはじめていいのか分からなかったのですが…。
この本には初心者にもわかりやすい「陰」「陽」など薬膳のキーワードが書かれたコラムが掲載され、「食材別の薬膳的効能」や「季節ごとの養生ととりたい食材・乾物」をテーマにレシピが紹介されています。
使う食材も特別なものではなく、なじみのある肉や魚・野菜を薬膳の考えにもとづいて組み合わせたレシピなので、気軽にトライできます。
季節に寄り添う薬膳の考え方が面白く、今までより四季を意識するようになりました。
もっと詳しく知りたい!と、なんと中医学の勉強をするように。
「ちゃんとお昼を食べたい」という目的ではじめたお弁当作りですが、身体の声に向き合う、季節を感じる、新しいことを学ぶ。
新しい世界を広げてくれるきっかけになりました。
今回教えてくれた人
附柴(つけしば)彩子さん
SAVON de SIESTAブランドディレクター
「毎日の暮らしにココロがほっとするひと時を届けたい」
そんな想いを込めたスキンケアブランドSAVON de SIESTAを2005年北海道で立ち上げる。自身の肌荒れの経験、理学修士・製薬会社勤務で得た知識をもとに、敏感肌の方も使いやすい基礎化粧品を開発。
札幌市内に構える直営店Siesta Laboでは、「てづくり石鹸のあるくらし」をテーマに、オリジナルアイテムの提案をはじめ、ワークショップや企画展なども開催している。
https://at-siesta.com
Instagram:@siesta_aya / @savondesiesta