ヨージョービギナーズガイド #23 SAVON de SIESTA 附柴彩子さん編 Vol.3

「養生ビギナーズガイド」は、身体やこころの養生となるモノ・コト・トキなどをレビューしシェアする連載。
読んでよかった書籍、使ってよかったモノ、心地よさにつながる時間etc… 

今回は、スキンケアブランド SAVON de SIESTA の附柴(つけしば)彩子さんに教えていただきました。
養生ビギナーの私とともに、“あなたの養生”のヒントになれば嬉しいです! 

SAVON de SIESTA  附柴彩子さん編  Vol.3
<スゴス養生>暦と花で巡る季節を愉しむ

昔に比べるとパソコンやスマートフォン、インターネットなど便利なものが増えました。
日々その便利さに助けられているのですが、小さな画面を見続けている時間が多く、暮らし方を変えたいなと思っていました。
そんなときに出会ったのが、毎日の月の形が描かれた日めくりカレンダーです。

1日1枚めくるたびに現れる、変わりゆく月の形。
それに促されるように、空を見上げることが増えるようになりました。
きれいな月を見ると、気持ちもサーっと穏やかに落ち着いていく気がします。

 


さらにこのカレンダーには、二十四節気、七十二候の移り変わりも掲載されています。
「清明」「穀雨」など季節を感じさせる言葉の響きの美しさ。
節気が変わるのをきっかけに、街路樹や道端の草花に目をやることが増え、自然の移ろいを感じています。
カレンダーをきっかけに、毎日の風景への意識が変わり、大きな流れにゆったりと身を任せる瞬間を得られるようになりました。

またもうひとつ、わたしの季節を感じる愉しみが、花を飾ること。
お花屋さんをのぞくと春はチューリップ、夏は向日葵、その景色を眺めるだけでもワクワクし、季節の巡る喜びを感じることができます。
その中から、「今」のフィーリングに合うものを買い求めます。
 

少し前までは白い花を選ぶことが多かったのですが、最近は色鮮やかなものを選ぶことが増えました。
花を飾るとそこから清々しい空気が広がり、植物の持つエネルギーを感じます。

私の花選びのポイントは、お気に入りを「数本」選ぶこと。
毎朝の水替えも負担にならず、気軽に花のある暮らしを楽しんでいます。

同じ品種をまとめて水差しに活けたり、色々な種類を一輪挿しで飾ってみたり。
家事や仕事の合間、お気に入りのお茶を手に、しばし花を眺める。
そんなひと時は、私にとって日常の小さなご褒美タイムです。

今回教えてくれた人
附柴(つけしば)彩子さん

SAVON de SIESTAブランドディレクター

「毎日の暮らしにココロがほっとするひと時を届けたい」
そんな想いを込めたスキンケアブランドSAVON de SIESTA2005年北海道で立ち上げる。自身の肌荒れの経験、理学修士・製薬会社勤務で得た知識をもとに、敏感肌の方も使いやすい基礎化粧品を開発。 

札幌市内に構える直営店Siesta Laboでは、「てづくり石鹸のあるくらし」をテーマに、オリジナルアイテムの提案をはじめ、ワークショップや企画展なども開催している。

https://at-siesta.com
Instagram:@siesta_aya / @savondesiesta