二十四節気 勉強中|冬至

冬至 2021年12月22日-2022年1月4日


本日12月22日、「冬至」を迎えました。
立秋から少しずつ日が短くなってきましたが、冬至の日が日の出から日没までの昼の時間が1年で1番短い日です。

古代中国では冬至を元旦としていたそうです。
陰陽思想の世界では、最も日の短い冬至が陰が極まり陽に転じる日とされてきたから。
冬至を表す「一陽来福」という言葉もこのことから、冬が終わり春へ、また悪いことが続いた後は良いことが起こることを意味しています。

また冬至期間の12月晦日には、日本には大祓という神事があります。
生活している間に知らず知らずに溜まった心の曇りを祓い、本来の清らかな心に帰るためのものだそう。
形代(かたしろ)と呼ばれる、人の形に切り抜いた紙に氏名を書き、息を吹きかけ撫でることで、自らの穢れを人形に移し、神社で清めてもらう儀式です。

今年1年、ご自身の身体とこころにもお疲れさまと養生しながら、身も心も清らかに。
年末やお正月また間もなくやってくる2022年を迎えられたらと思います。


「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。