季節の養生 ·
二十四節気 勉強中|大暑
大暑 2021年7月22日-8月6日
本日7月22日、「大暑」を迎えました。
梅雨も明け、もっとも暑い頃のこと。
青い空に白い雲、蝉時雨。夏本番の時期ですね。
梅雨明けのカラッとして、さんさんと太陽が照りつけるこの時期は、無性にわくわくします。
本来であれば、花火大会のシーズン。
江戸時代に始まった隅田川花火大会も、コレラの流行により、亡くなった人の供養と悪病を追い払うための水神祭が始まりだとか。
このご時世なので花火大会の代わりに、夕暮れの時間、ベランダで静かに線香花火なんていうのも、風流でなかなか良いですよ。
この線香花火は、「長手牡丹」といって関東地方で親しまれたもの。
線香花火は藁の先に火薬をつけて楽しんだのが始まりで、関東では紙すきが盛んだったため、藁の代わりに紙に火薬を包んだそう。
身体はというと、暑い時期ですが、夏は安定期。
最近は暑くても30分ほど散歩に出かけたり、ヨガをして身体を動かしたり。
ベタベタ汗も、こころなしかサラサラ汗になって、この夏は身軽さや爽快感を少し感じられるようになってきました。
ですが、夏の土用の期間でもあり、気候の変わり目の時期です。
適度に動いて発散しつつ、休息するのも大事です。
ざわざわする世の中ですが、自分なりの心地よい夏時間を作っていきたいなと思います。
「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。