二十四節気 勉強中|寒露

寒露 2021年10月8日-10月22日

本日10月8日、「寒露」を迎えました。
草木に降りる露が冷たくなる頃のこと。朝晩はひんやりとし、秋が深まるのを感じます。

散歩がてら、近所の農産物直売所へ買い出しに。
すると、しめじ・まいたけ・ひらたけ・エリンギ・しいたけ・なめこと、さまざまな種類のきのこが並んでいました。
きのこは旨みが強く「天然のダシ」としても優秀な上、低カロリーで食物繊維や栄養も豊富。
菌類なので、腸内環境も整えてくれる有難い存在。
現代人の体内では生成が少ないとされるビタミンDも多く含まれ、骨を強くしたり、免疫機能を調整する働きも。

調理する時は、温度が大事だそう。
きのこ類の旨みが一番引き出されるのは、加熱して60〜70℃くらい。
沸騰したお湯など温度が高すぎる所へ入れると、旨みをうまく引き出せないのだとか。
水から入れてじっくりゆっくり加熱すると、どんどん旨みが増し、より美味しくいただけます。
ふわっと漂う香りも食欲をそそりますね。

秋が深まり、気候も体調も少しずつ穏やかに安定に向かい始める頃。
栄養たっぷりの美味しいきのこを始め、新米や旬のもので、食欲の秋を楽しみましょう。

 

「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。