二十四節気 勉強中|小暑

小暑 2021年7月7日-7月21日

蒸し蒸しとした梅雨空が続きますが、本日7月7日は七夕、そして「小暑」を迎えました。

そろそろ梅雨が明け、本格的な夏がきて暑くなる頃のこと。
蝉も鳴き始め、夏本番の一歩手前といった時期でしょうか。

「おしえて!からだせんせい 夏至編」でもお伝えしましたが、暑くなると、冷たいものを飲みすぎたり、食べ過ぎたりしがち。
実際ここ数日で、わたしも冷たい飲みものを飲みがちでした。
でも内臓が冷えることで、身体が冷えたり、消化器が疲れたりすると、夏バテになりやすいので、夏冷えには注意が必要。


夏はきゅうり・ナスやトマトなど旬の野菜もおすすですが、今回のおすすめは「とうもろこし」。
茹でたてのみずみずしい黄色は、見ているだけで元気が出ますよね。

とうもろこしは甘みも多く糖質もありますが、食物繊維が豊富だそう。
皮の繊維も美しいこと!撮影していて今回初めて気がつきました。
胃腸をすっきりさせてくれたり、血糖値の上昇を抑えてくれる役割も。

実はひげの部分も、漢方の世界では「南蛮毛」と言われ、高血圧や糖尿病の予防、水太りの解消などの生薬として重宝されているんだとか。
利尿作用があるので、むくみの改善にも役立つそう。

ひげの部分、いままで全部捨てていました…。そんな魅力的な作用があったとは!
今回はとうもろこしごはんを作って、ひげも細かく刻んで入れてみました。
ひげを乾燥させてフライパンで軽く炒れば、甘くておいしい自家製コーン茶になるようですよ。

夏も間近。身体を冷やし過ぎず、胃腸をととのえて、夏を迎える準備をととのえましょう。



「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。