二十四節気 勉強中|立夏

立夏 2021年5月5日-5月20日

本日5月5日こどもの日に、「立夏」を迎えました。
今日の東京はあいにくの空模様ですが、
ここ数日は五月晴れの中、こいのぼりも気持ちよさそうに泳いでいましたね。

暦の上では、今日から夏が始まります。
さわやかな風に青空。青々とした若葉が映え、心地よく過ごしやすい季節です。

そして、5月5日は端午の節供は、古代中国から伝わった行事です。
端午とは本来「月の初めの午(うま)の日」のことで、旧暦5月5日でした。
現在の6月の中旬にあたり、古代中国では雨季のため湿度が高く、病気や災厄が多かった時期。
香りの強いもので疫病を祓うのために、旬の菖蒲を湯に入れて浸かったり、よもぎ餅を食べたりして、
邪気払いをする行事が由来だそう。

この時期の身体はというと、春に少しずつゆるみ、5月の夏めいた気候とともに、きゅっと引き締まってくる頃。
骨盤がこの時期にうまく引き締まってくれれば、身体もこころもさわやかでいられるんだとか。

ですが、新学期や新生活で緊張が強いられていたのが、少し落ち着く頃でもあり、
「5月病」と呼ばれる心身のバランスを崩しやすく不調も出やすい時期。

息を吐きながら「伸び」をすると、朝は覚醒を促してくれ、夜は興奮を鎮めてリラックスするようですよ。
また、へそ下3寸(約9cm)にあると言われる丹田に意識を集中させて、ゆっくりした呼吸を心がけると、落ち着きます。

今日でゴールデンウィークも終わりですね。
活動的な夏に向けて、身体とこころのバランスを大事にしてくださいね。


「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。