二十四節気 勉強中|芒種

芒種 2021年6月5日-6月20日

本日6月5日は、「芒種」を迎えました。

稲や麦など芒(のぎ)のある植物の種をまく頃のこと。
芒とは、穂先にある針のような突起部分で、昔はこの時期に田植えを始めたそうです。

暦の上で梅雨が始まるころとされる6月11日の「入梅」。
梅雨入りは、関西では5月の下旬から、関東もそろそろですね。

梅雨の訪れとともに、梅は旬を迎えます。
青々とした梅のなんとも美しいこと。
梅雨に入ると青梅から薄黄色そして赤みがかって、熟していきます。

梅雨の頃は、湿気が多く、身体も重くなりがちです。
梅には、そんな私たちのだる重な身体に作用する、嬉しい効果がたくさんありました。
酸味成分のクエン酸は、糖質の代謝を促し、活性化してくれるので、疲労回復や老化防止にも有効だったり。
胃液や消化酵素の分泌を上げて、食欲が落ちる時期の消化吸収も助けてくれるそう。
微生物の繁殖を抑える殺菌効果もあり、じめじめしがちな梅雨時期にぴったり。
旬の食べ物は、自然からの贈り物。ほんとうに自然はよくできているな〜と思う今日この頃です。

梅干しはなんと鎌倉時代から武士の戦乱時の保存食として、傷の消毒としても重宝されたのだとか。

緊急事態宣言も延長中。お家で楽しめる「梅仕事」を今年はやってみます。
梅干しづくりは、私にはまだハードルが高い。。。
ということで、水につけてアクを抜いて、砂糖とはちみつで漬ける「梅シロップ」から、まずはチャレンジしてみたいと思います。

みなさんも適度に発散しながら、梅雨のじめじめを乗り切りましょう。



「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。