二十四節気 勉強中|霜降

霜降 2021年10月23日-11月6日


本日10月23日、「霜降」を迎えました。
秋の最後の節気で、朝露が霜に変わる頃のこと。
青々としていた木々も紅葉し始め、ぐっと冷え込み、足もとにも冷えも感じます。そろそろ冬支度に向かう頃ですね。

食材も夏野菜から根菜など冬野菜を食べたくなるようになりました。
先日、おいしい里芋をいただく機会がありました。
毛羽だった固い茶色の皮を剥くと、きめの細かい絹のような白い肌が現れ、ほくほくしつつ、ぬめりのあるまろやかな食感。

里芋と言えば、独特のぬめぬめ感が特徴。
そこには胃粘膜を保護したり、コレステロールや血圧を下げてくれたり、免疫力を高めて風邪を予防する働きがあるんだとか。
だからなるべく、ぬめりを取らずに食べるのがおすすめ。
食物繊維とカリウムも豊富なので、整腸作用があり、体内の余分な塩分を排出してくれ、冬に向かう身体を整えてくれそうですね。

二十四節気を知るとともに、旬の食材について調べる機会も増えました。
あらためて、その時に必要なものは自然と与えられているのだと感じます。

里芋をグリルして、塩胡椒を振ってシンプルに素材のおいしさを楽しみました。
寒くなってきたので、次はグラタンや豚汁に入れてみようかと思っています。
急に冷え込み、体調も崩しがちな時期です。温かくしてお過ごし下さい。



「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。