季節の養生 ·
二十四節気 勉強中|白露
白露 2021年9月7日-9月22日
本日9月7日、「白露」を迎えました。
大気が冷えて、草花に朝露が白く結び始める頃のこと。
暑さから一転、9月に入り肌寒い日が続き、寒暖差に身体が追いつかない日々です。
そんな時に叔母から送られてきた小平産の久保園の梨。
さわやかな甘みとみずみずしい食感のバランスが絶妙で、毎年楽しみにしています。
梨は美味しいだけでなく、夏バテにも効くんだとか。
アスパラギン酸というアミノ酸の一種は疲労回復やデトックス効果があったり、
食べ物を分解する消化酵素や食物繊維は整腸作用があります。
ミネラルも多く、カリウムは余分な塩分を排出するので、むくみ防止にも。
栄養価が高いのに、90%は水分でできていて、カロリーは少なめ。
実は、甘みがあっておいしいのは、下(お尻)の部分なんだそう。
梨の種子は弥生時代の遺跡からも見つかっています。
弥生人も、梨の美味しさとみずみずしさで、夏の疲れた身体を癒していたんでしょうか。
暑さが去り、過ごしやすくなりましたが、秋の身体は不安定。
「おしえて!!からだせんせい #秋分編」では、そんな不安定期に備え、
今回は少し早めにお届けしています。
こちらも合わせて読んで、秋に向かう不安定な身体を、どうぞゆるめてご養生ください。
「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学びたいと思います。