二十四節気 勉強中|秋分


秋分 2021年9月23日-10月7日

本日9月23日、「秋分」を迎えました。
秋分は昼と夜の長さがちょうど同じになる日。
太陽と地球と月が一直線に位置し、太陽が真東から昇り真西へ沈みます。

「おしえて!!からだせんせい #秋分編」で教えていただきましたが、
秋分の頃は太陽と月の引力が強いため、身体に及ぼす影響が大きく、不安定な時期。
この時期は、十五夜のお月見やお彼岸があります。
親しい人と集まりのんびりと過ごしながら、身体とこころを労わるような年中行事が用意されているのです。

お彼岸に食べるおはぎは、もち米に小豆あんを包んだ和菓子。
小豆にきな粉・ごまなどを使い甘くて栄養価も高く、不安定期の身体を癒してくれます。
また、その語源は花の名だそう。

ー秋分の日にお供えするおはぎは、春にはぼた餅と呼ばれます。この二つは同じもの。(中略)
春の牡丹、秋の萩に見立てて、牡丹餅、御萩と呼びました。ー
(「日本の七十二候を楽しむー旧暦のある暮らしー』より 白井明大 著)

先祖供養のお供えものを、季節の花に見立て、名前を呼び分ける…。
日本人の季節への繊細な感覚や風流な感性は、あらためて素敵だなと思います。

ぜひおはぎなど甘いものを食べながら、身体もこころもゆるめ、楽しい秋のひとときをお過ごしください。



「二十四節気 勉強中」:
日本で古来親しまれてきた、1年を四季だけではなく、さらにこまやかに分けた「二十四節気」の暦を自身も学びながらご紹介。
昔ながらの暦や風習を知ることで、季節や自然とともに、ささやかに変化する身体に気を配り、先人の身体への知恵を学んでいきたいと思います。